シケイロスやオゴルマンが有名 | メキシコ・シティ

メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央キャンパスは2007年に世界遺産に指定されました。最近、登録された世界遺産は、他と較べると訪れる価値が低いなんて言われることもあります。私も、正直、大学のキャンパスに描かれた壁画をみるために、わざわざメキシコ・シティ郊外へ出ていくのが面倒だと感じました。ですが、自分が見た世界遺産の数を自慢したいという悪趣味な記録のために、思い切って出かけてみることにしました。

中央図書館
北側は「アステカ文明」がテーマ

フアン・オゴルマンの中央図書館

実際に行ってみると、なかなか満足度の高いスポットでした。ソチミルコをケチって1時間コースにするくらいなら、メキシコ国立自治大学を訪れたほうが良さそうです。
中央図書館の壁画を描いたのはフアン・オゴルマン。この人はどうやら建築家のようで、フリーダ・カーロとディエゴ・リベラのアトリエ兼住居も建築したようです。世界最大規模の壁画と言われるだけあって、さすがにでかい。だけど、でかすぎて細部はよくわからないし、首が疲れる(笑)。民族織物の柄のような色合いとごちゃごちゃした感じが好きです。4つの方角ごとに、アステカ文明、スペイン植民地時代のように、異なるテーマが描かれています。


シケイロス作「民衆から大学へ、大学から民衆へ」
「民衆から大学へ、大学から民衆へ」

アルファロ・シケイロスの壁画

図書館の南側にある本館の建物は、アルファロ・シケイロスの「民衆から大学へ、大学から民衆へ」。石田徹也氏の描く自画像にちょっと似ている!? こちらはすぐ近くまで寄って行って見られます。テニスボールをぶつけて遊びたくなりました。


メキシコ国立自治大学キャンパス
のんびりとして気持ちがいい

緑の多い広大なキャンパス

メキシコ国立自治大学は、壁画もいいのだけれど、個人的には大学の雰囲気や、キャンパスの心地よさが何より気に入りました。大学特有ののんびりした時間が流れており、メキシコ・シティ中心部のデンジャラスな緊張感からも解き放れ、開放的な気分になれます。緑も随所にあり、散歩としても楽しめます。


中央図書館内部
本づきならそそられる空間

図書館の中へ

図書館内部に潜入。奥で真面目に読書しているのが見えます。と思いきや、行ってみると、あたかも学食のごとく、みんな、喋っていました。


校舎
今日は土曜日のせいか校舎の周りには人が少ない

アメリカ大陸で2番目に古い歴史を持つ大学

テオティワカンやソカロ周辺を差しおいてまで来る価値があるとは言いませんが、長めにこの街に滞在する人にはおすすめの観光スポットです。地球の歩き方では、郊外のページに追いやられているので、出かけるのに気が重いかもしれませんが、最寄り駅はメトロバス1号線のDr.Galvez駅。全然近いですし、ソナ・ロッサからも1本で行けます。Dr.Galvez駅からは徒歩で15分くらいですので、少々歩きますが。シケイロス、オゴルマンの他に、大学の向かいのオリンピック・スタジアムには、ディエゴ・リベラの作品もあります。メキシコ国立自治大学、シティに疲れたらぜひ。